放蕩記

科学ライター 荒舩良孝の日記

2018年11月

金井宇宙飛行士のインタビュー記事

早いもので、11月ももう終わり。
11月も、自分の関わった仕事で、いくつかリリースされたものがありましたが、ちょっと紹介しそびれていました。
今日は、そのうちの1つを紹介します。
今、発売中の子供の科学12月号では、金井宇宙飛行士のインタビュー記事を書きました。

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金井さんは、宇宙に行く半年ほど前に取材をさせて頂く機会がありました。
その後、記者会見などでは何度かやり取りはしましたが、面と向かってゆっくりとインタビューをするのは、2回目でした。
半年に及ぶ宇宙での活動を4ページまとめるのは、無理がある部分もありますが、金井さんが宇宙で感じたことや地球に戻ってからのリハビリなどに焦点を当てて記事にしました。
地球に帰ってきてからの体の変化も詳しく語って頂き、おもしろかったです。

短い時間でしたが、写真撮影にも積極的に動いて頂き、ありがたかったです。

それから、記事の中で、私の撮影した写真も1点使ってもらいました。

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 金井さんのリハビリを記者公開したときに撮影したものです。

うまい、へたはともかく、自分の写真が印刷物に掲載されるのはうれしいものですね。
あと10日くらいで新しい号が出てしまいますが、書店などで見かけたら、手に取ってみてくださいね。

子供の科学 2018年12月号
誠文堂新光社
2018-11-10

 

宇宙から帰ってきた小型カプセル

昨日は、久々にJAXAの筑波宇宙センターへ。
お目当ては、国際宇宙ステーション(ISS)から帰ってきた小型カプセル。

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今回は、カプセルだけでなく、降下の時に使用したパラシュートやブイなども一緒に公開されていた。

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これだけでも、かなり興奮する。
しかも、このカプセルに近づいてみると、ちょっと焦げた臭いがする。
カプセルは大気圏を通過するときに最高で1700〜2000℃くらいになるという。
特に底面の部分は、カプセルの外側の部分が融けて、気化することで、他の部分を守る仕組みになっている。
カプセルが大気圏に再突入して着水したのが11月11日。
公開されたのが、27日。
JAXAの人曰く、臭いが弱まったとはいうものの、2週間くらい経っても消えないというのはすごい。
このエピソードだけでも、宇宙からものを持ち帰るというのは、ものすごい技術だ。


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しかも、外側はそれほど高温になったのに、資料を入れている中心部分は4℃付近を保っていたという。
ISSからものを持ち帰るのは、これまでアメリカとロシアに頼ってきたが、これで日本も技術を確立させたことになる。

これは小さな一歩かもしれないが、大きく育てて、有人宇宙技術までつなげて欲しい。 

妻の誕生日とフレディ・マーキュリーの命日

今日は妻の誕生日。
そして、フレディ・マーキュリーの命日だという。
ということなら、あの映画を見にいかなければと言うことで、2人で映画館へ。
見たのは、もちろん、この映画。

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この映画は、いろいろな人が感想を述べたり、語っているので、今更僕が何かを言う必要もないだろう。
僕は、クィーンの熱烈なファンという訳ではないので、クィーンについて語る言葉も持ち合わせていない。
もちろん、クィーンの楽曲にはこれまでも触れたことはあるが、あくまでヒット曲として聞いていた。
でも、映画を通して、フレディ・マーキュリーの半生に触れると、今まで聞いていた曲も、違う印象になる。

フレディ自身、家にも、社会にも居場所がなくて、音楽で自分を表現できる場だった。
そう思って、 改めて曲を聴いてみると、ただのヒット曲ではなく、フレディの叫びだったのだなと思う。
こういう言葉を並べるのも陳腐な感じだけど。

映画の中のフレディは、才能の塊のような人だった。
欲をいえば、僕は若い頃のクィーンになる前のフレディの話をもう少し見たかった。
スーパースターの半生を綴るのは、2時間では時間が足りないだろうから、削った部分もたくさんあったのだろうな。
完全版みたいなものがつくられるのなら、それも見てみたい。
この映画は、クィーンをあまり知らない人にも見てもらいたいなと思う。 

久々の大阪出張

世間では連休だそうですが、皆さんいかがお過ごしですか?

僕は11月がかなりハードな日々で、ブログを書く余裕もなくなっていました。
ブログは、自分にとっての毎日の記録になるので、なるべく毎日書こうとがんばっていたのですが、11月は継続できませんでしたね。

言い訳じみた近況報告はここまでとして、昨日は久々に大阪へ日帰り出張してきました。
これまで大阪には何度か出張しているのですが、だいたい吹田や豊中方面が多かったんですよね。

昨日行ったのは大阪市の天満の近く。
初めて行く地域だったので、ちょっと余裕をもっていくつもりでした。
でも、ちょっと事情があって新大阪駅に着いたのが集合時間の1時間前。
これだと、ゆっくりランチ食べたりできないかなと、ご飯は取材が終わってからでいいやと半分諦めモードで、目的に向かいました。

今回の目的地には、何通りかの行き方があったけれど、せっかくだから少し長く歩くルート選んで、環状線の桜ノ宮駅を降りました。
ここまでで集合時間まで40分くらい。
時間的に中途半端なので、時間まで仕事をしてようかなと、駅近くの帝国ホテル大阪のロビーを目指して歩き始めました。

すると、帝国ホテル大阪の近くに、何やらおもしろそうな建物が。
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近づいてみると、近畿中国森林管理局だそうで。
何やら写真展のようなものをやっている雰囲気。
ご自由にお入りくださいという看板に誘われるようにして、入ってみると。

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中はいい雰囲気のギャラリーになっていました。
奥にも、森林に関する展示がたくさんありました。

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そして、更に奥に行ってみると…。
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11月1日にニュー・オープンしたばかりというカフェレストランが。
時間的には、まだ、ランチの時間に間に合う感じだったので、ジビエランチという言葉に惹かれて入ってみることに。

頼んだのは、「絶品ジビエハンバーグ」1180円。
ちょっとお値段はしますけど、せっかく大阪まできたのだから、まあいいかと、気が大きくなって注文。
「ハンバーグは10分ほどお時間を頂きますけど」と店員さんに言われ、時計とみると、集合時間まで約30分。

まあ、10分後に来るのだったら、急いで食べて、早歩きすれば間に合うかと、そのまま注文。
待っている間も、寸暇を惜しんで、仕事の連絡(ここ大事。昨日は新幹線の中でも仕事をしました。と、誰となく)

しばらくすると、ハンバーグが出てきた。
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かなりうまそう。
シカと何かの肉の合い挽きだそうです。
何と合い挽きだったかは、この後のごたごたで忘れてしまいました。

うまそうなのは、いいのだけど、時間を確認してみると、15分くらいかかっていたんですよね。
念のため、今いる場所から集合場所までどのくらいかかるのかを再度、確認してみると、何と11分という表示が。
僕は7分くらいで着くだろうとたかをくくっていました。

 ハンバーグを食べる時間が5分もないじゃないか。
 本当に食べられるのか?
 こんなおいしそうなハンバーグなのに、ゆっくり食べられないのはもったいない。

頭の中でいろいろなフレーズが出てきたけれど、それを抑えこんでもくもくと食べました。
おいしかったけれど、もっとゆっくりと食べたかった。
ご飯がおかわりできるようだったけれど、そんな余裕もなく、出されたものをすばやく食べて店を出でました。

その後、小走りに集合場所へと急いだものの、集合時間から5分遅刻でたどりつきました。
もちろん、取材はきっちりとこなしましたが、時間管理をしっかりとしないとなと反省。
機会があれば、もう一度いってみたいなと思いました。 

Pythonの超入門をしてきた

ここ数日、かなり忙しいというか、ちょっと追いこまれていたけれど、その波が少し一段落した。
一転、今日は埼玉県の入間の方に行く用事があったりして、アクティブな1日だった。

そして、夜には今話題のプログラミング言語Python(パイソン)の超入門講座を受けてきた。
この講座は、参加者のパソコンに、機械学習などに使われるプログラミング言語のPythonを扱える環境を構築することと、 簡単な使い方を教えてもらうというものだ。

Pythonはインタープリター型言語と呼ばれるもので、コードを書くのは比較的簡単なのだが、演算が遅いという欠点があるという。
ただ、Pythonは数値計算関係のライブラリーが豊富で、 機械学習やディープ・ラーニングに向いているのだという。

ということで、僕が受けた講座では、Pythonとデータサイエンス系のライブラリーがパッケージされたAnacondaでPython3を使える環境を構築し、Pythonのプログラムを書くときに便利なJupter Notebookを使えるようにして、1行で終わるような本当に簡単なコマンドを入力して実行してみた。

今日のところはこれでおしまい。
僕はこれまでプログラミングを本格的にやってこなかったので、これだけでもいっぱいっぱいという感じだ。
このペースだと、機械学習とかできるようになるのはいつになることやらという感じだが、まあ、どんなものか、ちょっと雰囲気を知っているだけでも、書けることが変わってくる思うので、ポツポツとやっていきます。